今の会社で出世・管理職を目指すのであれば、会社の仕事を自分ごとと捉えて、主体的に成果を出していく必要があります。
ただ、出世・管理職を目指さないのであれば、自分の資産になると思える仕事や経験を得るための、具体的なアクションを起こしていくべきでしょう。
例えばキャリアアップとなる転職や、希望する部門への異動に繋がるスキルや専門性を磨くための仕事や経験を積みにいく、副業を通して個人で稼ぐ経験をするといったアクションです。
会社員として給料をもらっている以上、会社から与えられた仕事は周りに迷惑をかけないようがんばる必要があります。
ただ、すべての仕事を「頑張るのが当たり前」と考える必要はありません。
自分にとって必要だと思えない仕事は断るか、極力やらないように調整していくのが理想です。
仕事を必要以上にがんばらないことの3つのメリット
メリット① 時間に余裕が生まれる
仕事を必要以上にがんばらないことによるメリットの一つが、時間的な余裕が生まれることです。
残業による長時間労働や休日出勤を控えることで、人生において緊急度は低いけど重要度が高いことに使える時間を創出できるようになるはずです。
例えば家族やパートナーと過ごす時間、自分自身と向き合う内省の時間、自身を磨くためなどの時間を生み出せるようになるのはメリットでしょう。
メリット② 体力に余裕が生まれる
過度な仕事は身体にとっても大きな負担となります。
肉体労働だけでなくデスクワークであっても長時間同じ姿勢で仕事をすることで、肩や腰に負担が掛かったり、眼精疲労など体への負担がかかります。
仕事のペースを落とすことで、これらの身体的ストレスから解放され、体力的な余裕が生まれるでしょう。
体力的な余裕があると体調を崩しにくくなるだけでなく、仕事終わりや休日を活動的に過ごすことができるようになり、生活の質の向上が見込めます。
メリット③ 精神に余裕が生まれる
仕事を過度にがんばることは精神的なプレッシャーやストレスを増大させ、心の健康を害する原因となります。
仕事のペースを適切に管理することで、精神的な余裕を持つことができます。ストレスが軽減されることでポジティブな考え方ができるようになったり、クリエイティブな発想や問題解決能力の向上も期待できます。
まさに私自身がそうでしたが、必要以上に仕事をがんばらない自分を受け入れたことで、毎日何気ないことに気がついて感謝ができるようになりました。
他人の尺度である「成功」を求めるのではなく、自分の尺度である「幸せ」を求めるように生きることで、自分自身の時間の質が向上したように思います。
仕事を必要以上にがんばらないことの2つのデメリット
デメリット① 給与アップや昇進・出世のスピードは落ちる
仕事を必要以上にがんばらないことにより、時間や精神に余裕が生まれるメリットがある一方、給与の増加や昇進・出世の機会は限られることになると思います。私自身がそうでした。
昇進・出世のスピードが下がることをデメリットに感じるかどうかは個人の働く目的により変わってきますが、今の会社で管理職を目指している場合などにはマイナスになるでしょう。
デメリット② 周囲からの評価は上がらない
が、仕事を必要以上にがんばらない選択は、ときに同僚や上司から「やる気がない」と見なされることがあり、これがチーム内での信頼関係や協力関係の構築に悪影響を及ぼすことがあるでしょう。
プロジェクトの重要なタスクや責任のある役割が与えられる機会が減ったり、仕事ができないと周囲から評価をされる場合もあるかもしれません。
この点もデメリットに感じるかどうかはその人の働く目的によって変わってきます。
仕事を必要以上にがんばらないための3つのコツ
コツ① 「仕事はがんばらなきゃ」という固定概念・マインドを捨てる
仕事をがんばらないことは悪いことではないです。あくまでも一つの選択肢です。
会社におけるすべての仕事をがんばらなくていいというわけではありません。
自分の目的を果たせる仕事は主体的な姿勢でがんばるべきでしょう。
お伝えしたいのは、すべての仕事を「がんばらなきゃ」と考える必要はないということです。
周りに迷惑をかけない程度に抜くところは抜いて、自分の働く目的に応じたやるべき仕事に力を注ぐようにするのが理想と考えています。
「そうは言っても、まわりの人も頑張ってるからな、、」とマイノリティな思考に孤独や不安を感じることもあるかもしれませんが、そのような同調圧力に負けずに自分を信じましょう。
まずは全ての仕事をがんばらなきゃというマインド・固定概念を捨てるのが一つのコツです。
コツ② 会社や上司からの評価を気にしないようにする
会社から給料をもらっている以上、与えられた仕事をやり切ることは必要です。
ただ、それで充分です。
出社して与えられた仕事をやっているだけで会社に充分貢献しているのです。
仕事が完了しているなら、定時で堂々と帰社してください。
会社や上司からの期待に応えたくなる気持ちもわかりますが、そのようなときはその仕事をがんばる意義について考えてみてください。
よく考えてみたら、会社のためでなく自分の目的や人生のために使う時間を増やしたほうがいいなと思うかもしれません。
上司など特定の人から評価を得たとしても、その人が何かしらの理由でいなくなるケースもあります。
会社や上司からの評価も必要以上に気にしないようにするのがいいでしょう。
コツ③ その仕事を自分の資産になるかどうかの視点で判断する
その仕事は「会社の資産」ではなく、「自分の資産になるか」という視点を持って仕事をできるだけ取捨選択するようにしましょう。
(もちろん、自分の資産にならないと思っても、どうしてもやらなければならない仕事もあると思いますが!)
もし、会社で新たに発生しそうな仕事が、自分の資産として積み上がりそうもなく、自分の働く目的にも意味を成すと思えないのであれば、少なくとも会社に自分の希望・意思を伝えるようにしましょう。
普段から自分のやりたいことを会社に伝えるようにしていると、希望を考慮してくれたりチャンスが訪れた際に任せてくれたりするものです。
まとめ(仕事をがんばらずにどう生きるか)
仕事を必要以上にがんばらずにどう生きるか。
まず、会社の仕事は必要以上にがんばらないと決意しましょう。
そのうえで、自分の資産となる仕事や経験に充てる時間を増やすためのアクションを起こしましょう。
私は仕事を必要以上にがんばらないことによるメリットを享受し、「副業」に注力することを推奨します。
副業はあらゆる要素にプラスの波及効果をもたらします。
本業以外で稼ぐ経験を通して社外で生きていく自信を持てるようになり、自身の視野と選択肢を広げて会社への依存度を下げてくれるでしょう。
副業で培った経験やスキルは本業にも還元できますし、希望部署への異動や転職にも活きてきます。
また、副業を始めるなら、私はブログから始めることを推奨しています。